地震とガス爆発!

熊本県で7月28日に発生した、震度7の地震で多くの人的、物的被害が発生している。被災された方のご苦労を思うと心が痛む、まして,この酷暑の中での被災となると、いかに精神力のある人でも心が折れてしまうと思う。

ここ30年程の巨大地震としては、1995年1月の阪神・淡路大震災、2011年3月の東日本大震、2016年4月の熊本地震、2024年1月の能登半島地震 となっているが、熊本に至っては2回目の被災である。

テレビから流れてくる、映像にに驚かされるばかりであるが、特に目を見張ったのが、熊本イオンモールの、戦争の爆撃を思い起こす様な想像を絶する映像である。不特定多数の人が集結する特殊建築物があのような状態に成ってしまうとは!

原因はまだ確定はしていないが,地震の後1時間ほど経ってからの爆発であるところから、ガス爆発が原因とされている。それにしても、このような規模の大きいガス爆発は、私は見たことがない。どれほどのガスが、建物内に充満していたのだろう?

この施設では、都市ガスではなくて、LPガスを使用されていたとのことです。都市ガスとLPガスの違いを調べてみると、都市ガスは供給エリアは、都市部中心で重さは空気より軽く、熱量はLPガスの半分くらいで料金的には安い。一方LPガスは空気より重く、熱量が高く、全国どこでも設置できるので、料金的には都市ガスより高いが、ガス遮断が災害等で発生したときは、部分的に修理ができるため、東北大震災以後、大規模施設では,LPガスが推奨されてきたが、空気より重いため床部分に蓄積され、爆発の危険性は高いとされている。

安全対策としては、都市ガスではマイコンメーターが、LPガスでは遮断弁が設置されており、どちらもガス漏れが起これば、自動的に遮断するように、厳しい規定がされている。

朝の、モーニングショウで、元東京消防庁の職員の佐藤氏が解説されていたのは、今回の事故はガス漏れによる爆発ではなくて、爆轟(ばくごう)が起こった可能性が高いのではないかと指摘されていた。

爆轟とは、音速を超える衝撃波が発生し、一般的なガス爆発とは別物で、破壊力がけた違いに大きいとされている。確かに、火災が起こったとは報道されていないし,イオンモールの外壁は鉄骨造りなので,おそらく、100mmのALC(軽量気泡コンクリート)が使用されていると思うが、あのように吹き飛ばされてしまっているので、佐藤氏の仮説には納得できる.
この番組で、なぜガス漏れの臭いがしたという情報がないのかという疑問に、佐藤氏は、人間の臭覚と脳の関係で、一分ほど、ガスの臭いをかぎ続けると、臭いがしなくなると解説されていたことも、私は知識がなかったので、驚いた。

いずれにしても,事故の原因は,各専門機関の調査で解明されていくと思われる。今は人命救助が第一で、電気・水道等のインフラの復旧が急がれる。

このような災害は、地震列島の日本では、いずれ、わが身にもふりかかってくるものと自覚し、注視していきたいと思います。

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