アメリカの選挙制度!

アメリカの中間選挙が終わり、予想通り民主党が上院、下院の過半数を取る結果に終わった。

原因は、共和党のトランプ大統領によって引き起こされた,イラン戦争による原油高、関税政策によってもたらされた物価高に、アメリカ国民がNOを突き付けということである。

国民の声がダイレクトに反映されるアメリカの選挙制度は、日本と違い興味深いところがある。

アメリカ連邦議会の議員定数は上院は100議席で各州から2名ずつ選出で任期は6年で2年ごとに約3分の1を改選。
下院は435議席で、各州の人口に応じて配分、任期は2年で、2年ごとに全議席を改選する仕組みである。

世界でアメリカのように極端な「二大政党制」を取っている国はそれほど多くなく、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドぐらいで、アメリカほど二大政党制が強固な先進国は珍しいといわれている。

今回の選挙結果の結果、トランプ政権は法案成立が難しくなり、議会による調査や追及が強まる可能性がありそうです。

これに対してトランプ大統領は拒否権を発動することで、議会に対抗すると公言してる。

大統領の拒否権とはアメリカ特有の制度であり、法案はまず下院で可決され、上院で可決の後、大統領に送られ、大統領が署名すれば法案成立し、反対の場合は大統領が拒否権を発動し、法案は議会に差し戻され、通常成立されない。

この拒否権に対抗する手段として、議会側には「拒否権の再可決」という制度があり、下院435議席の場合3分の2(290票以上)、上院100議席の場合(67以上)両院でとれば拒否権を覆すことができるが、なかなかハードルが高そうである。

なぜ、大統領の拒否権が設けられた理由は、権力の集中を防ぐためであり、アメリカが独立した1776年当時、イギリス国王の強い権力に苦しまされていたので、議会(立法)・大統領(行政)・裁判所(司法)がお互いに監視しあう「チェック・アンド・バランス」という仕組みを採用したのである。

中国、ロシア、北朝鮮の様な独裁政権に、陥らない為に、せっかく設けられた制度ではあるが、二期目のトランプ政権を見ていると、傲慢な独裁色が垣間見られていたので、今回の中間選挙の結果はアメリカの民主主義にとっては、良かったと思う。

日本でも前回の選挙で、自民党の圧勝に終わったのが、果たして日本の民主主義にとって良かったのかはなはな疑問である。与党をけん制できるだけの野党勢力が出てくるのを期待する!

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