今年も四月になり、桜が開花し始めている。
不思議と、入学式の季節になると桜が咲き始める。どんなに気候変動で暖冬になろうと、まるで意思があるかのように入学式には間に合わせる。
日本人はどうしてこれほど、桜に心奪われるのだろうか、TVのニュースでもこの時期になると毎日のように桜の開花情報がながれる。

花見の歴史は、諸説色々あるみたいだが、平安時代中期の名作「源氏物語」にも桜の木の下で宴をを開催している宮中の様子が描かれており、当時の貴族たちにとって、桜が「春を象徴する花」としてイメージされていたことがわかる。
私のような、自然に対してあまり造詣もなく、花の名前もほとんど知らない人間でも、満開の桜には心躍らされる。
体に刷り込まれた「わび寂び」の遺伝子の影響だろうか?...決して花見で酒が飲めるからではない。
たった一週間から10日で散っていく桜の花びらに、人の一生のはかなさを重ね合わせるのかもしれない。
年を取ってくると、来年の桜を見ることはできるのだろうかと、妙にセンセンチメンタルな気持ちになったりするのだが、やはり四月に満開になる桜は希望の花であるべきだと思う。
今年もこの平和な日本で桜をめでることができるのは、本当に幸福なことででである。ウクライナ、中東のガザ地区、地震にみまわれたミヤンマーの紛争地域で、今日一日を生き延びるためだけに暮らしている人々のことを思うと、なんと私たちは恵まれているのだろうか
世界の紛争問題の解決に何も貢献できず、遠くの出来事と思っている私たち多くの日本人はせめて桜を見るとき、苦境に立たされている人々に思いをはせるべきだと思う。…………….
建築ひとくち知識
①アルミサッシ
アルミニウム合金で作られた頑丈で軽いアルミサッシは、加工も簡単で気密性が高いことが特徴です。また、腐食に強いことから、耐久性も高いといえるでしょう。そのため、外壁側に取り付けるサッシとして使われることも多くあります。価格も安価でコストパフォーマンスにも優れています。
デメリットは熱を伝えやすいこと。冬場など外気温が低いときには、室内の暖かい空気に触れたアルミサッシは結露を起こしやすくなります。さらに、サッシから室内の熱が外へ逃げることで暖房効率も悪くなります。
結露の問題については、窓ガラスの材質を変えたり、二重構造の窓にしたりすることで改善が可能です。


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