いろいろな業界の現場で人手不足が起こっている。
最近のニュースで驚いたのは、医者の世界でも人手不足だそうだ、私たちが若い頃は,お医者様は花形の職業で、成績もトップクラスでないと、なりたくてもなれない職業だった、成績の悪かった私など医者になりたいなどと思うことも。成績の良い人は,末はお医者様か大臣かと言われていたのに……..
医学部を卒業した人が既存の、外科、内科等の診療科目を選ばず,美容整形外科を選ぶ人が増えているらしい、理由は長時間労働労働がなく、お給料も他の診療科目より良いからだそうだ。
現代のように高齢者の寿命が長くなって増々医者にかかる老人が多くなってくるのに、診察する医者のの数が減ってくるのは大きな問題だと思われる。
美容整形の医者ばかり増えても、需要があるのは若者だけだから……
建設現場の人手不足;この問題も深刻である。
設計や施工管理では,IT化が進み若者の従事者も多くみられるが、現場で作業する若者が肉体労働を敬遠して減少してきている。
建設現場ではまだまだマンパワーが必要なのである。ロボットでどんな作業もできるように思えないし外国人労働者を増やす意見もあるが、日本で働きたいと思う人が、外国人観光客のように毎年増えていくようには思えない。
介護の現場の人手不足;この問題は何年も前から話題になっているが、いっこうに改善されたように思われない。高齢化が進み需要が増加しているのに,現場の仕事の精神的、肉体的負担の大きさ、低賃金、長時間労働、仕事の専門性のスキルの必要性、を考えると、とても若い人が魅力を感じる職場とは思えない。
このような問題を鑑みると、あまり長生きは、したくないという暗たんとした気分にになってくる。
私のような高齢者でもこんな調子なのだから、先のある若い人はとても日本の未来に希望が持てないのではないだろうか!
AIの能力が、完全に人間の能力を追い越すとは思えないので、AIに投資するばかりでなく、縁の下の力持ちになって、日本を支えている現場の人々に投資する世の中に、なればいいのにと願うばかりです。
建築ひとくち知識
木造住宅の構造2:木造壁式工法(ツーバイフォー)
木造壁式工法(ツーバイフォー)は、2インチ×4インチの木材でつくったパネルで組み立てていく建築手法です。日本古来の工法ではなく、北米から伝わった工法です。接合部は、釘と接着剤を利用します。使用する角材やパネルのサイズはあらかじめ決まっているため、高度な専門技術がない人でも、短い工期で組み立てられる特徴があります。
木造軸組工法との違いは、北米の気候に合わせて建てる建築手法である点です。木造壁式工法(ツーバイフォー)では、1階の床・壁、2階の床・壁の順序で行い、屋根は最後に組み立てる為、木造軸組工法に比べ、雨養生をしっかり行える業者を選ぶ必要があります。
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