線状降水帯 - botibotiblog

線状降水帯

東北地方で線状降水帯が発生し甚大な被害が発生している。線状降水帯とは積乱雲が列をなし同じ場所に発生し大雨を降らせる現象で最近気象報道でよく使われる言葉のようだ。私の若いころにはなかった言葉です。ここ2.3年の猛暑とともに使われだした言葉のようだ。

特に都市部では地面がアスファルトに覆いつくされた結果、大量に降る雨が地面に吸収されず道路にあふれ出てきているらしい。昔は梅雨の期間ももっと長く雨も今よりよく降ったのだ、車の半分ぐらいが水没するようなゲリラ豪雨を経験することはなかった。
また河川の堤防が決壊して住宅街が床上浸水したり、土石流が発生して家屋が倒壊するするようなことは少なかったように思われる。いったいこの日本はどうなってしまったのだろう?
今回の豪雨で被災された方の心情を思うと本当に気の毒で、これからこの猛暑の中での復旧作業の困難さを思うと心が痛みます。
河川の氾濫の原因の一つとして考えられるのは森林の保水力がなくなたことことであろう。昔は山の木は財産と思われていて、住宅も日本の山の木,檜、杉、松,欅,等で建てられていた。ゆえに人々は下草刈りなどをして森を大事にしてきたのである。ところが何時のころからか、外国産の木が安価に手に入るようになり日本の木に見向きもしなくなり、森が荒れ、深く根を張った木々がなくなってしまい、保水力のない、山崩れの起こりやすい森林となり、ダムや堤防の役割をしなくなり、地球温暖化の最大の原因である二酸化炭素を吸収しなくなってしまった…….

これらのことは自然の摂理を無視して便利さだけを求め、この時代を生きた我々の責任であり、のちの世の人々に謝罪しなければならない大きな問題だと思います。

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