長くて、暑かった夏が終わり、もう今年は秋がなくて冬になるのかなと思っていたが、やっと木々が色づき始め紅葉の季節となってきました。
紅葉は何か物悲しくて、今まで過ごしてきた人生の悲喜こもごもの思い出が、頭の中を駆け巡ります。
紅葉は長く、厳しい冬に備えて植物が紅葉により栄養を再吸収するようです。又黄色や赤という警戒色に変わることにより、害虫から植物を守っているといわれています。
鮮やかな紅葉が終わり、落葉の季節になり、この落ち葉が土壌に有機物をあたえ、微生物や小動物の食糧となり森林の生態系全体に良い影響を与えます。
紅葉は単に美しいだけでなく、自然の生態系に重要な役割をはたしている事に思いを寄せ、紅葉の名所にみられる人の混雑を見るのではなく、名もない静かな場所で、今年の秋を楽しみたいと思います。
建築ひとくち知識
コメント