空き家問題 - botibotiblog

空き家問題

空き家の放置問題が話題になってから久しいが、増加に歯止めがかからないようだ。

調査によると、2003年から20年間で、1.8倍増え、全国で約900万戸にもなっているみたいです。

空き家の起こす問題とは、空き家が老朽化し景観を損ねたり、火災リスクが増大したり、家屋の倒壊等で近隣の家屋や通行人に被害を及ぼしたりすることであり、周辺の土地価格を低下させてしまうことです。

建物は住まなくなると、劣化するのが本当に早いです。

原因は住人がいなくなることにより、建物内部の換気がおこなわれず、湿気が多くなりカビなどが発生したり、冷房、暖房の温度調節が行われないために建物の劣化が進むようです。

空き家が増えた原因は、核家族が増え、高齢者だけの世帯だと、施設に入居しなければならなくなると住む人がいなくなる。子供たちが相続するといっても、便利で土地価格もいいところなら欲しがるだろうが、不便で、価格の低いところだと、維持費や解体費用もいることだし又税金もかかるとなると相続したいと思わなくなるのも当然だ.

空き家対策として、空き家バンクに登録するとか、建物をリフォームして賃貸にするとか、いろいろ言われているが、よほど魅力的な物件でないと、なかなか借り手が見つからないようにおもわれます。

私の経験から言うと、子供が小さい頃は一軒家に住むほうがいろんな意味で、便利だと思うが、子供が成人し、子育てが終わり、親世代だけで住み続けるには一軒家は負担が多くなる。

まず、子供部屋として利用の多い、2階の部屋は全く使わなくなり物置となってしまう。

若い頃、新築で建てた家も、子育てが終わる頃には、建物の色々なところが痛みだし、特に台所,浴室、トイレ、という水回りの痛みが激しく、リフォームする費用がとてつもなくかかになってしまう.

親世代は元気なうちに、子供たちと相続について話し合い、子供たちの需要がなければ、住まいの処分をしてしまうほうが良いのではないでしょうか

人生の思い出が詰まった、住まいを処分してしまうのは辛いかもしれないが、残しておいても子供たちの負担になってしまうので、思い切って処分してしまい、親は夫婦2人ならそんなに広い住まいはいらないので、賃貸で住むところを探せば、空き家問題の解決に少しは貢献できるのではないだろうか!

建築ひとくち知識

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