猛暑！

暑い！梅雨が明けたとたん、殺人的な暑さだ。仕事をリタイヤしている私がこう思うぐらいなのだから外でお仕事されている方はたまったものではないだろうな…私も長年建設業界に身をおいてきたので,この辛さはよくわかる。冬場の寒さは体を動かしていれば解消されるのだが、夏の暑さはじっとしていても体力が消耗してしまう、熱中症の予防には水分をこまめにとりエアコンのある所にいて下さいと皆が口そろえた様に言うが、仕事柄そんなことしていられないのだ。だから夏場は大変憂鬱な気分だったのを覚えている。

私が車に乗り始めた50年前には、庶民が乗る車にはエアコンなどついてはなかった、いちぶ高級車だけだった、それでも我慢できない程の暑さではなっかったし季節がもっとはっきりしていた。冬は寒くて雪もよく降っていて、ひと冬の間に何回もタイヤチェーンを巻いたのを覚えている。しかしここ２,３年雪を踏んで車を走らせた記憶がない。明らかに温室効果ガスが増えることによる地球温暖化が進んでいるん事をこの肌で感じられる。

確かに私が生きてきた７０年の間に家にテレビ、冷蔵庫等の家電が家に来たし、とても買えないと思っていた車も手に入るようになり便利で快適な暮らしができるようになった。その反対に森林を破壊し建物を建て道路を作り地面をアスファルト覆いつくしてしまった。もう充分ではないだろうか？
人間の欲望は限りなく、より良い暮らし、より便利な暮らしを求めまだ経済を発展させようとしている。地球がまるで人間だけのものであるかのように…….

私はこの猛暑、大雨、山林火災等、地球規模の災害は人間も大自然の一部であることを忘れてしまった結果であると思われ、この自然崩壊の流れを止めることはできないのだろうか？
少々の不便は我慢し、昔のような四季がある美しい日本、本当に良い暮らしができる日本を未来に残していかなければ、のちの世でこの時代に生きた我々は非難されるだろう。