台湾② (希望の歴史)

1949年から1987年まで,国民党の一党独裁政治が続いたわけだが、1970年代には、国連代表権を中華人民共和国に奪われ、国連から追放されるが、同時期、台湾は『台湾経済の奇跡」と呼ばれる高度経済成長を実現した。この時期、蒋介石の息子である蒋経国が台湾を統治し、経済的発展や現代の台湾の民主主義の礎を作ったのである。

私はこの蒋経国という人がいなければ、台湾の民主化はなかったと高く評価している。1996年に行われた総裁選で、蒋経国は独裁国家で通常みられる、世襲制を取らず、当時副総裁であった台湾出身の李登輝を国民党の後継者に指名し、李登輝が当選し民主化を進めたのである。
李登輝の功績を多くの人が評価するが、私は蒋経国の功績をあまり報道されないのが残念でならない,また彼は経済的には、高速道路、港湾、鉄道、発電所などの大型インフラの整備、電子産業・加工貿易等輸出政策を強化し国営企業の近代化に貢献したのである。

蒋経国の指導の下、1987年には戒厳令が解除され、台湾社会は急速に民主化に進んでいく。1996年には初の総統直接選挙が行われ台湾省出身の李登輝が当選した。そして2000年の総裁選では民進党陳水扁が総裁に当選し、初の政権交代が実現し、二大政党制(国民党VS民進党)が定着し台湾政治の成熟期に入る。

台湾は戒厳令解除後、経済面でも大きく変化しました。IT・通信産業の発展・中小企業の国際化、特に目を見張るのが、半導体産業の台頭(TSMC)により世界経済に不可欠な存在となった。

私も、6年前に台湾を訪問したが、台北市の変化に本当に驚いた。鉄道、特に地下鉄は路線が色ごとに分けられていて、発券機も外国語に対応しているから外国人にも解りやすかったです。街並みは高層ビルと古い町並みうまく調和していて、その中で人々が活気があり、希望をもって働いているのがとても印象的でした。
世界で国交がある国が、たった12の国とは思えないような繁栄がありました。そして台湾の人々は暗い屈辱的な歴史があったにも関わらず日本人に対して相変わらず親切で、友好的でした。

高市発言により、中国が台湾周辺で軍事演習を行うなど、不穏な状態に成っているのがとっても心配です。そして過去の歴史のように、大国の思惑のみで、愛すべき台湾という国が翻弄されないこと心から願います。



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