私の若い頃から、イランとイスラエルが長い間争っているのは知っているが、詳しいところを理解していないのでしらべてみました。
1.宗教的・イデオロギー的対立;イランはイスラム教シーア派の指導的たちばにあり、イスラエルは ユダヤ教国家でであり、この宗教的な対立が、両国の対立を深めている。
2.イラン・イスラム革命以前
・1948年;イスラエル建国。イランは当時、親米のパーレビ王政下にあり、イスラエルを承認しました。
・1950年代~1970年代;両国は経済的・軍事的に協力し、友好関係を築いていました。
3.イラン・イスラム革命
・1979年;イラン・イスラム革命がおこり、パーレビ王政が倒され、イスラム体制が樹立され、イスラエルを「イスラムの敵」と位置づけ、両国の国交は断絶されました。
この革命の中心人物は、当時亡命中のホメイニー師で、彼の指導の下でイスラム教シーア派の法学者たちが主導しました。1979年2月にホメイニーが帰国し、革命勢力が政権を掌握しました。
この革命は、イラン国内だけでなく、国際的にも大きな影響を与えました。特に、アメリカとの関係が悪化し、イラン・アメリカ大使館人質事件などが発生しました。この事件は現代に至るまでイラン・アメリカの緊張関係に影響をあたえています。
4.核開発問問題
・2002年;イランの核開発疑惑が浮上し、イスラエルはこれを強く警戒し、イランの核施設に対する攻撃の可能性が取り出されるようになった。
5.武装勢力への支援
・イランはイスラエルに敵対する武装勢力(ヒズボラ、ハマス)に対して武装支援を行っています。
これらの原因が複雑に絡み合って、現代のイラン、イスラエル問題をおこしています。
イランはロシア、北朝鮮と同盟を組み、イスラエルはアメリカと同盟を組んでいる、長い歴史の間に複雑に入り組んでしまった,中東問題、そう簡単には和平の道へとは進んでいかないであろうと思います。
我々日本人も遠く離れた国の問題ととらえるのでなく、いったん全面戦争が起これば、日本にも政治的、経済的にも影響が出てくるはずなので、注意して見ていかなければならないと思います。
平和な日本に生まれ育った私たち世代の人間は、次世代にもこの平和を引き継いでいかなければならない義務があることを忘れてはいけないと思います。
建築ひとくち知識
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